1年半ぶりの更新!今のワタシ。  natsuki   [2006/09/25,00:46:50] No.58

    なんだかmixiに時間を取られ(?)、自分のサイトの日記更新がすっかりご無沙汰になってしまいました。

    最近のワタシ、どんなカンジかと申しますと、
    ひとことで言うと、「ゆるりとやってます」。
    10周年パーティの後、しばらくショー出演イベント企画は
    お休みして、しばらく充電期間にしようと決めてました。
    同時に、急速に成長していく息子との時間も大切にしたかったので、夏はホントに子供と遊びました。

    でも、ダンスから遠のいた感はありません。レッスンは継続しておこなっていますし、日々、カラダと向き合い、表現について模索し、自分の方向性について試行錯誤しています。

    正直なところ、今までやってきたマイナーの中のメジャーな(ブラジルやアフロダンスは世の中ではマイナー、で、その中でメジャーな活動とは、それに関わるイベントやショーに出演することを意味します)活動にそれほどの熱意を持たなくなっているのは確か。もっとなにか、「自分が踊ること」が、その場のエンターテイメントのみではない、より深い意味合いを必要としてきているようなのです。

    いや、正直、つかれたんです、俗世間が。。。
    タバコやお酒や美味しい料理に並んだ立場はもう勤まりそうにありません(笑)。

    さて、というワケで、当面の活動予定は、
    来週末のHemp Gathering、10月はスペースマンのところの収穫祭、11月の群馬・赤城山麓WS&Brown's field、12月にはサヨコちゃんからスローマザーフェスタのお誘いをうけたけれど、これはブラジル滞在前で日程的にムズカシク、残念ながらお断りしてしまいましたが、方向性としてはこんな感じなのです。そうそう、それからちょっとウレシイ話は、尊敬するコンテンポラリーダンサー、ケイ・タケイさんから「地球のひやしかた」という本を題材にした振付をしたいとの申し出が!なにかしらのカタチでぜひ携わりたいのは、今、こういうプロジェクトです!

    踊った後は、やはり空虚感より充実感。
    それをこれからも最大限目指していきたいデス。



    ところで、アメリカはどうなっていってるんだろう?  natsuki   [2005/04/11,12:27:15] No.57

    アメリカ在住7年を経た後、帰国して、この春で9年の月日が経った。「平和ぼけ」もすっかり定着して、のほほんとママさんダンサーなんかをしているいいご身分にも見られるのだろうが(これでも自分は、今も充分世の中と戦っているつもりなんだが)、何より「知ること」「考えること」が少々麻痺していること自体が実は本当の問題で、それに改めて気付くのは、サンフランシスコ(以下SFと略す)を訪れた時だ。今となっては、SFに残っている友人といえば、日本人とトリニダード人だけだが、特にトリニダード人の友達とはアメリカの社会情勢についてよく話しをする。彼らから「居住者からみたアメリカ」を生の声で聞くことができる。どうやらかなりよろしくない方向に向かっている(少なくともアーティストにとっては)、というのが彼らから受けた印象だ。

    私が今回訪れて感じたのは、確かにブラジルからの素晴しいダンサー達が集まってきている=それをサポートする人達は存在する、のであろうが、彼らの現在の生活の保障は一切無い上、将来についても益々不安になっているだろうということだ。アメリカのイラク侵攻で、軍事費は上がる一方、多くの他の予算がどんどんカットされている。当然のことながら、アーティストの創作活動に貢献している助成金のカットは顕著らしい。戦争にはお金がかかる。軍事産業は大儲け、しかし、戦争が起こって打撃を受けるのは、決まって貧しい者、弱い者、平和主義者のアーティスト達。日々のレッスンのみに依存して生計を立てるのは心身共に厳しい、だからだいがいのダンサー達は、国や州、様々な機関の助成金に申請して、その活動を支えている。しかし、2001年の911、2003年のイラク戦争勃発後、次々と助成金はカットされ続けているというのだ。

    私が住んでいたころのサンフランシスコは、この街をこよなく愛する人達が、環境問題や平和運動に積極的に取組み、芸術について多くを語り合うまさにピースフルな街だった。しかし、このところ訪れる度に、なんだか状況が変化しているのを肌で感じるのだ。低所得層住宅は壊され、その敷地には次々とリッチなアパートが立てられる。SFジャイアンツの球場は、街のど真ん中に建設され、ダウンタウンを中心に、リニューアルしたきらびやかなレストランや劇場、ホテルが立ち並んでいる。街の渋滞はさらにひどくなっており、同時に、人々の余裕も無くなってきている。ドライバーの意地悪さが目につく、トロトロと小さな日本車なんぞを運転してでもいたら、途端にベンツの運転手に中指を立てられ、まさにお金のある者・強い者だけが生き残る、熾烈なサバイバルゲームだ。

    マイケル・ムーアの「華氏911」を見た。もしまだ見ていない方、どう感じられるかわかりませんが、ぜひ一度ご覧になってみてください。この映画を鵜呑みにするワケではありませんが、たとえ5分の1が真実だとしても、私は、今のアメリカ大統領にヘコヘコしている自国の総理大臣のあり方に改めて情けなく、そんな指導者達に世界の動向含め自分達の今と将来をある意味委ねている現状にぞっとしてしまいます。あらためて「無知とは恐ろしい」…この映画は少なくとも、もっともっといろんなことの「真実」を見抜く目を養い続けることの大切さを提唱していることが素晴しい。社会の大多数がこう言うから、テレビがこう伝えているから、ということにはまず、「疑問を持つ」、「問いかける」習慣をつけたい。日本という国で、これを続けることは正直言って難しい、けれど、し続けなければ、いつの間にか誰かの陰謀に、洗脳にハマってしまっていることでしょう。そう、今の隣国の人々のように…。



    サンフランシスコ・アフロブラジリアンダンス事情  natsuki   [2005/04/08,19:49:53] No.56

    久々のDIARY更新です!昨年の研修ツアー報告の「後編」は、幻と化してしまいました(ゴメンナサイ)が、そんなことを言っている間に、次の研修の旅が終わりその報告の時に至ってしまいました。

    今回も前回と同様、10日間の滞在となりました。とはいえ、子連れの旅となり、いろいろ大変なこともありましたが、幸い私がレッスンを受けている間は、SFでアフロ・ヘイシャンダンスをやっている素晴しいダンサー・尾崎みかえちゃんやお馴染み古代HULAのspiritualダンサー・みさおちゃんが、息子のベビーシッターとなってくれたのです!本当に有難い限りでした!!おかげでレッスンの内容に気持ちが集中でき、多くを吸収することができたのでした!

    そんなワケでレッスン受けまくりの10日間、とにかく、今のSFのアフロ・ブラジリアンダンス事情は「贅沢!」の一言に尽きます!なにしろ、BAHIAからの豊富な講師陣が在住しているのですから。まずは、RUA*LUAのアドバイザーでもある元OLODUMダンサー・Tania Santiagoのレッスンは、Rhythm&Motionスタジオで、火木土の週3回、バリバリの生演奏で受けられます。ウチのスタジオ(stuio RhythMoon)が4〜6つぐらい入ってしまいそうな広いスタジオに、40〜50人の生徒が受けています。おそらく、今、SFベイエリアのどんなダンスレッスンの中でも一番生徒を集めているのがTaniaかもしれません。10日間で4回彼女のレッスンを受けましたが、例外なく満員御礼でした。内容は、オリシャー、コンテンポラリー、カポエイラなどの動きと要素を組み合わせたひとつのパターンを作っていきます。だいたい5〜6種類の動きの構成です。そのすべてが一見簡単そうで、実は高度な技術と鍛練を要するものといえます。とはいえ、上級のダンサーですら、誰もTaniaのようには踊れないのが事実。キレの違いといった単純なことではないように思います。彼女の中に棲む計りしれないSPIRIT達の存在が、彼女の肉体を動かしている、とでもいいましょうか。それはそれはうっとりする動きなのであります。同行した京都のチルちゃんも感嘆していましったっけ…。Taniaのレッスンの最後には決まって、パワフルなサンバへギがあります。2児の母とは思えないほどバネがあって軽やかでキレまくる動きの数々、やっぱり彼女は宇宙人かもしれない…!

    さて、次はバイーアの大学でダンスを教えていたPACO GOMESのレッスン。その名も"Afro-Brazilian Comtemporary"。まさに、モダン、コンテンポラリーに、オリシャーの動きをエッセンス的に加えた動きのパターン、流れるような美しさがありました。Taniaとはまた違った魅力のあるクラスです。アフロの要素は少ないものの、カラダの自然な動きを促してくれるコンテンポラリーの動きを習得でき、ダンサートレーニングにももってこいのレッスンといえます。私は、個人的に今、こういった「流れる動きの連続」にも魅力を感じていたので、とても楽しめたのでした。バレエやコンテンポラリーダンスをやっている人にも、とっつきやすいレッスンと言えます。

    そして、久しぶりに受けたのはCONCEICAO(コンセイサオ)のサンバのクラス。その名も"AFRO SAMBA"。彼女が数年前にはじめたバークレイ・SOLANO AVE.のダンススタジオ"WORLD DANCE STUDIO"に、はじめて行ってみました。縦長のスタジオには最大20名ぐらいは入ると思われます。ブラジル人が半分ぐらいいると思われる中、レッスンは始まりました。相変わらずお色気たっぷりのコンセイサオは、サルバドール出身の白人系だが、アフロのダンスもこよなく愛し、これまでにIRE AIYEのダンサーを呼んだり、アフロダンスのツアーを行ったりと、ベイエリアで精力的に活動してきたアフロ・ブラジリアンサンバ&ダンスの第一人者。私が日本に移住した頃に確か娘を出産、その子ももう10才になるんだって!そんな彼女、今も現役バリバリに踊っている。そして、彼女がサンバのリズムに合わせて動き始めた途端、もうそれはそれは艶っぽくうっとりしてしまったのでした。久しぶりに「これぞサンバ!」というのを見た気がする。やっぱり色気に尽きるでしょう、ただステップを踏めればいいというものではない、ということを心底教えてくれた。よし、彼女の真後ろで踊って、少しはあのお色気を吸取ってやろう、と思ったものの…とほほ、肉付きの悪い私の小さなお尻ではどうにもならない。いや、体型の問題だけではない、日常に足りていない「お色気」な気分…どこかに素敵な殿方はおらんかね?!(>これが、サンバ上達の近道!)

    さて、残念ながら今回レッスンを受けることは出来なかったが、その他にも、Dandha(元IRE AIYEダンサー)、ISAURA(ORIXAダンス専門)など、各々独自に得意分野を持ったNATIVE DANCER達が存在している。本当に贅沢としかいいようがない。こんな素晴しいレッスンを毎日受けられるここの人達は本当に羨ましい!とはいえ、ここで生活していくのがどれだけ大変なことかは身にしみて知っている。今回の滞在期間中にも日本では「ありえない」トラブルに遭遇し、へこんだ私達。とても長期で住むなんて、子連れではなおさら考えられない。とはいえ年に1〜2回、3週間ぐらい滞在できたら幸せだ〜。

    今回の大収穫といえば、Taniaが今までになく真剣な表情で、「日本でのワークショップ実現」について話してきたこと。子育ても一段落、以前傷めた膝の調子も万全、気持ちに余裕が出て来たのかもしれない。今年の秋頃の実現に向けて、具体的な相談をした。さらにカンドンブレ・ドラマーのGAMO DA PAZも準備万端とのこと、なんと、世界的にも超一流中の一流アフロ・ブラジリアンコンビの初来日に向け、私は動き始めなくてはならなくなった!嬉しい悲鳴ダ。ひとりでは到底無理なので、これからまず協力者を探し、実現の可能性を探っていく予定です。みなさま、ぜひぜひ温かいサポート&ご協力をお願い申し上げまする。

    Taniaの家族とはここ4年ぐらいの間を股にかけ、ほぼ家族ぐるみのつき合いとなっている。娘のNashaはりおんの1つ上、息子のToshはりおんの2つ下で、レッスン後、みかえちゃんの娘・ゼットも含め4人で一緒によく遊んでいた。Taniaのダンナ・JoshはSF出身のアメリカ人だが、Taniaレッスンのドラマーとして重要な役割を果たしている。Joshのお母さんはTaniaのレッスンを必ず受けにくる。さらにそのまたお母さん(Joshのおばあちゃん)も何度かやってきて、レッスンをずっと見学していたりして、まさに家族ぐるみでTaniaのレッスンを支えている。こんな家族間のつながりも高まってきて、今回はTaniaを日本に呼ぶことにもかなりの安心感を得られているのは確かだ。私も日本でレッスンをはじめて今年で9年になる。そろそろ、物事がいい流れの中に動いていっている予感…ココロから実現を祈りたい!!!



    濃厚な旅、サンフランシスコダンスツアー!(前編)  natsuki   [2004/04/26,15:41:37] No.54

    ただいま〜!4月9日から19日までの9泊11日の贅沢なダンス研修ツアー、10名全員元気いっぱいで無事帰国いたしました!本当に一言では語りつくせないほどの濃い、濃い、濃〜い旅でした!ただただ、「また行きたい!」

    <1日目>
    朝8時30分頃、サンフランシスコ国際空港到着。予定通りキング(アフロ・カリビアンダンス講師・ウィルフレッド)出迎え(ホッ!)。ホテルへ。その日のランチは、うまうまの「飲茶」でした。中国本土よりも美味しいと言われるサンフランシスコのChinese Foodが私達一行を歓迎してくれたかのごとく、旨かった!その日はレッスンは無し、その後、自由時間の後、今度、夕食はうまうまのベトナム料理店へ!何しにきたんだ?!と思うほど、毎日「世界グルメツアー」でもありました。

    <2日目>
    今日から早速、Taniaのレッスン開始。もうワクワクでした。Rhythm & Motion(ダンススタジオ)にはところ狭しと40人ぐらいの生徒さんが集まり、レッスンを受けました。感動の生演奏。Taniaのパワフルな動きに時々ぼーっと魅了される私。この日は、アフロ・コンテンポラリーっぽい動きをやった。それにしても、あ〜これから1週間、毎日こんなレッスンが受けられるなんて、なんて幸せなんだろう!!夕方もまた、ABADA CAPOEIRA Centerにて、Taniaのレッスン。この時までに、みんなだいぶ旅の疲れを感じていたかも。とはいえなんとかレッスンcomplete。夕食は、もちろん近所のメキシカンへ。これまたデカイ!10人で6人前の注文が余ってしまった。

    さてこの日の夜、たまたま5月下旬にある「サンフランシスコ・カーニバル」のKING & QUEENを決めるコンテストが開催されていた。みんなで残り少ない元気を絞り出して、見に行った。これが結構楽しめた。ビキニでサンバを踊るセクシーな殿方(!)、「なんだこれ?」というような素人っぽーいダンサーもいたりして、いろいろあったのが面白かった。いかにも「なんでもアリ!」なサンフランシスコらしいイベントだったな。

    <3日目>
    この日は早速、NO Lessonの日になった。洗濯したり、買い物したり、のんびり過ごし、そしてそうそう、あのmy soul mate みさおちゃんの家にお邪魔することになった。彼女は、今、ベイエリアで古代フラ(ハワイアンダンス)を教えている。彼女と、彼女のBoy Friend・Zeke(彼は、アフロ・ハイチの素晴らしいドラマーです!)の住むミッションの家に遊びに行った。そこで、彼らと歌やボディパーカッションの交流をしているうちに、グループの最年少・めめちゃんが、感動の余り泣き出してしまった!(カワイイ!)なんだか感動のツボにハマってしまった様子、いやいやこんなものではありませんぞ、この旅の濃さは。

    <4日目>
    なんだかんだいって、今日もOFFな一日となった。午後からバークレイのCD屋に足を運ぶことに。ワールドミュージックの充実するCD屋にみんな時間が足りない様子でした。集合時間にみんなが遅れていたところに私が待っていると、なんと、みさおちゃんが突然登場!その日、YWCAでフラのレッスンがあるとのこと。衝動的に彼女のクラスをみんなで受けることになった!(この旅は、常に行き当たりばったりだった、振り回された感のあった方々、ゴメンナサイ!、でもそれが人生の醍醐味というもの?!That makes LIFE more interesting, doen't it?!)。さてさて、レッスンの後は、みさおちゃんお薦めの美味しいソフトクリームを頬張りながら、SFへ戻り、その後、ノースビーチのイタリアン街にて、初のイタリアンディナー。いろいろ回って、一番アプローチの濃かったオヤジの店に。これが幸か不幸か、このオヤジのエンターテイメントを見せられ続け笑い続け、料理の味もなかなかだったけれど、それより笑い過ぎて腹筋が鍛えられた夜となった。。。(そうそう、紀ちゃんがこのオヤジに迫られまくりましたネ、うふ。)

    <5日目>
    いよいよこの日から、キングのプライベートレッスン開始。ハプニングは起こりました。レッスン前に駐車場に車を止め、出口付近にいた怪しい男、駐車料を払え、と言う。私は絶対怪しいと思い、払うつもりはなかったが、そこへHughちゃん(ドラマー)登場。彼は、すんなり払ったのを見て、そうか、大丈夫なんだ、じゃ、払おう。ところが、その男、それからすぐ姿をくらました!怒ったHughは、ジャンベ片手に追っかける。それからかれこれ45分後、Hughは帰ってきた。自分の払った分だけ取りかえして…とほほ。私とあじゃの車の分、合わせて12ドルは詐欺にあってしまった。。。まぁ、恵まれない人に寄付したつもりでいよう、とはいえ騙されたのは気分が悪かった。と、話はキングのレッスンに戻るが、相変わらずのパワーで、レッスンを引っ張っていった。彼のコリオグラフィ、このところ進化しているようだ、ボケさ加減も心持ち目立たなくなっている?

    * <後編>をお楽しみに! *



    今週末からカーニバル!…とはいえ、ここ東京にバイーアの風はどこを吹く…?!  natsuki   [2004/02/19,11:10:38] No.52

    あれよあれよという間に新しい年を迎え、すっかりご無沙汰してしまったDIARY。さきほど、衝動的にVARIG航空勤務バイーア在住経験有りのRUA*LUAダンサー猪野ゆきちゃんに衝動的にメールしてしまいました。内容について簡単に言うと、「いったい日本にはいつバイーアの風が吹くの?」といったことなんですが。ふ〜、相変わらずアフリカの勢いに押され気味の今日この頃。サンバは定着した感有りですが、バイーアの風はどこ吹く風か、という感じです。今週からカーニバルも始まるというのに、こんなに素晴らしい音楽とダンスの宝庫なのに、日本でのブレークはいつの日のことか?やはり、地元人(ダンスと音楽専門の)皆無の状況では説得力に欠けるというもの。ここは、現地へ行ってヘッドハントをしてくるしかないのか???!そんなことをしようものなら、100人規模の希望者の中からオーディションを行う、なんてことにもなりかねません。そりゃ、現地のアフロな人々は貧困からの脱却を常に計っているワケですから。。。

    とはいえ、私の中に常に存在する葛藤は、「日本の多くのみなさんにバイーアの踊りと音楽の素晴らしさを知って欲しい」という願いと、「私達だけのバイーアでいて欲しい」という我侭、なのでありマス。

    サンフランシスコ・ダンス研修報告!  natuski   [2003/12/19,10:00:33] No.50

    11月29日から12月9日までの11日間の滞在報告です。元OLODUMのダンサーTania Santiagoのアフロ・ブラジリアンダンスのレッスンを中心にご報告します。(ところで余談ですが、彼女は私と同様、「踊るママ」です!)
    さて、11月〜3月のサンフランシスコの気候は、じめじめとした雨の日が多く、太陽いっぱいのカリフォルニアのイメージからはほど遠い雰囲気です。今回の滞在期間中も2日雨で1日晴れといった天気で、恵まれているとは言い難いものでした。とはいえ、息子との初の単独旅行にしては実に内容の濃い、充実した11日間となりました。

    1)11月29日(土)の初日の出来事。

    今年の夏に病に倒れた友人のお見舞いを兼ね、ロスから車で2時間半ほどのところにあるSanta BarbaraでThanksgivingを過ごし、昼頃の便でサンフランシスコ(以下SFと略す)に到着。出迎え予定だったキング(お馴染みアフロ・カリビアンダンスのWilfred)の姿は、案の定見当たらず。貴重な時間を無駄には出来ぬと、シャトルでホテルに向かうことにした。夕方4時半からABADA CAPOEIRA CENTERでのTaniaのアフロ・ブラジリアンダンスレッスンに間に合うように休養する。夕方、MUNI(市営バス)に乗って、ABADAのあるMission Districtへ。あまり安全とはいえない環境の為、バスを降りて足早にスタジオに向かう、が、無い!21nd St.から23rd St.を数回行き来するが、見つからない。同行していた京都の藍ちゃんも、このレッスンを逃すと、数日後の帰国までの間にTaniaのレッスンはもうない。焦りながら半分寝ているりおん(息子)をだっこして早足で探す。24th St.のDANCE MISSIONというダンススタジオで聞くことにした。オーナーらしき人は知らないという。そこへインストラクターらしき男性が登場。彼に教えてもらい、数カ月前に移転したスタジオへやっと到着したのがもはや6時過ぎ。レッスンは6時半までだから、結局諦めて見学だけすることに。ドラマーは4〜5人、パワフルにサンバへギを演奏していた。ダンサーも実に楽しそうにTaniaの振付けに付いていっていた。レッスンの途中だったが、私に気が付いたTaniaが走りよってきて、HUG。その後、レッスンが終わってから5分ほど話したが、来週の大きな公演のリハーサルで忙しくあまりゆっくり話すことができなかったので、後日、一緒にランチをする約束をした。そのあと、藍ちゃんと公演のリハーサルを延々2時間ほど見ていたように思う。実に楽しみな内容であることを感じさせられた。

    2)念願Taniaのレッスン。

    翌週の火曜日からTaniaのレッスンを受けた。生演奏のドラマーは常時4〜5人といえる。TaniaのダンナのJosh(アメリカ人)を中心とした太鼓隊は、かなり高いレベルであると思う。生徒の数は20〜30人。この日の彼女はOGUMとサンバへギ、そして木曜日はPUXADAとサンバへギ、土曜日はmaculeleとサンバへギ、とサンバへギは最後に必ず入れていた。やはりアフロの基本中の基本なのかもしれない。このリズムで血が騒ぐ人も多いはず。彼女の踊りは実に几帳面だ。ひとつひとつの動きがきちんとしている。だから初心者でもとてもわかりやすいと思う。動きの構成もきれいだし、よくまとまっている。インストラクターとしての彼女もさぼっていない。動きの習得に困っている人の傍にいって踊ったり、そういう人を脇に呼んで鏡の前で丁寧に教えたりしているシーンもみかけた。

    3)AGUAS DA BAHIAの公演。

    12月5日はベイブリッジを渡ったオークランドで、7日はSFで行われた。オークランドの劇場は広かったが、客入りは今ひとつで、閑散としていた。しかしショー自体は総勢25人?(ダンサー15人、ミュージシャン6人、シンガー5人)の大規模なもので、SFベイエリア特有の素人っぽさも最小限に押さえられたレベルの高い内容だった。すべてのダンスをこなしたメインダンサー8名(全員女)は実によくトレーニングされており、肉体的な鍛練も表現力もすばらしかった。ミュージシャンをリードするGamo Da PazはTaniaの救世主ともいえるかもしれない。彼がSFに在住するようになって、Taniaのダンスの幅はぐっと広がったといえるだろう。彼自身、アフロ・ブラジリアンリズムにかなり精通しており知識も豊富、さらに表現者指導者としても優れている(Tania談)というから、この人の存在がSFベイエリアのアフロ.ブラジリアン音楽シーンを一気に変えたといっても過言ではない。
    さて、ショーの演目は以下の通り。

    1) カンドンブレーオリシャーの踊り
      (オシュン、オショッシ、オグン、イアンサン)
    2)マクレレ
    3)カポエイラとサンバジホーダ
    4)プシャダとイエマンジャー
    休憩
    5)カボクロ
    6)コントノルデスチーノ
    7)クアドリーニャ
    8)マラカトゥ/ブロコアフロ

    前半の構成は、Bale Folkrolico da Bahiaのものに近似していたように思う。彼女がRosangela Silvestreの構成・振付けに多大な影響を受けていることは確かだ。後半には、ストーリーテラーの話が入ったり、カボクロでは人形の牛や馬が登場したりと、マンネリな雰囲気を打破する嗜好が凝らされていた。ともかく、バラエティ豊富なアフロ・ブラジリアンの踊りをほとんどカバーした約2時間のSFショーの終わりには、立ち見も出た300人以上の観客が総立ち、拍手はなり止まなかった。今回のショーで、TaniaはSFベイエリアにおけるアフロ・ブラジリアンダンスの優秀なダンサー、指導者としてのみでなく、振付家、プロデューサーとしての地位も確立したと言っても過言ではないだろう。この10数年見てきたSFのアフロ・ブラジルダンスシーンが今、最高潮に達しているのを感じさせられる公演だった。

    4)Taniaとのミーティング。

    多忙な彼女のスケジュールがやっと落着いたのは、私が帰国する前日だった。ジャパンタウン近くに住む彼女と待ち合わせて、日本食を食べに行くことになった。さて、ランチミーティングで相談した内容は以下の通り。

    *数年中にゴールデンウィーク時期に、TaniaとGamoのダンス&パーカッションワークショップを日本で開催する。

    *毎年夏に行っているTania主催のバイーア・ダンス研修ツアーをこちらで紹介し、参加者を募る。

    *Tania SantiagoがRUA*LUA dance companyのアドバイザーとして提携し、今後、RUA*LUAのダンス、活動に対して様々な指導・助言を行う。

    主にこの3項目について相談した。これまで複数のダンサーについて習ってきた私としては、ダンサー、指導者、振付家として尊敬でき、また人格的にも親しみ
    がもてる人がアドバイザーとして存在してくれることは、なんとも心強いことである。なにしろ多忙な彼女なので、あまり多くを期待することはできないとは思うが、その役割を承諾してくれたことでも有難いことで、今回の旅の大きな収穫と言えよう。

    *********

    といったところが、今回の旅報告となりますが、早速、次なる旅の計画をはじめています!それはSFが成田からたったの8時間半の距離にあること、アフロ・
    ブラジリアンダンスと音楽を学ぶのに十分な指導者・情報があること、また、他のダンス、例えばアフロ・キューバン、アフロ・ハイチなどのクラスなども豊富に揃っていること、また安全性などを踏まえても、安く気軽に行けることにあります。現在、2004年の3月〜4月ごろに9泊11日のダンス三昧の旅を計画中。詳細はまた追ってお知らせします!

    選挙へ行こう!(この場を借りて)  natuski   [2003/11/11,16:00:52] No.43
    11月9日の衆議院総選挙の投票率の低さにかなり衝撃を受けました。確かに自分の一票ですぐに変わることは無いけれど、1人1人が参加の気持ちを大切に1票について考えていくことが、結果的に世の中を変えていく。ぜひこのサイトを見てくださった貴方は、これからは、そしてこれからも、選挙に行きましょう!!

    Obrigada, Mestre Lua!!  natuski   [2003/10/20,11:15:53] No.42
    昨夜の興奮が今だ冷めきらず、DIARYの更新をすることにしました。来日中のMestre Lua Rastaとは、先週の木曜日のレッスンの時が初対面、その後、金曜日の「リズムWS」、そして昨夜の渋谷cafe gabowlでのパーティ(RODA)とご一緒させていただきました。まさにLuaと共に過ごしたこの数日間。パーティは狭い会場に所狭しと100人以上の人達が集まり、Luaの歌とパーカッションに合わせて、カポエイラとサンバのRODA(円)を作って、まさに出演者も観客も「ひとつになった」イベントでした!たぶん、私がいままでに経験したイベントの中でも「BEST 1」に価いするのではないかと思われるほどの一体感。そこには、国の違い、人種の違い、カポエイラのスタイルの違い、性別の違いなどすべてのboundaryを超越したところのunityが生まれていたと思います。彼のカリスマ性の高さがそれを促したことは間違いなく、彼自身のこれまでの様々な経験の中から培われた見せかけではない説得力を持っています。そして何よりあのユーモアのセンス…師と仰ぐに相応しい人だと思います(かなり惚れ込んでます!)。来日も残りあと10日ほど、この機会にぜひLuaのlove&peaceなエネルギーを体験してください!(リズムとカポエイラのレッスンがあります)。

    アフリカ系ダンス、日本での位置?  natuski   [2003/10/04,16:07:06] No.41
    久々のDIARY更新です。このところ自分自身のダンス活動を含め日本のダンス・シーンにおけるアフリカ系ダンスの位置などについて、いろいろ思うことがありお伝えしたいと思います。

    先日、ティアラ江東で行われた「AIR MAIL DANCE」という舞踊公演を見てきました。これは、7年来の友人でありコンテンポラリーダンサーの真島恵理ちゃんと、同じく知人であり声楽家のきむらみかさんの共同企画の作品でした。出演は、コンテンポラリーでは実力も名声も高い野和田エリカさん、コンドルズの近藤良平さん、ベリーダンスのMAHAさん、上方舞の吉村桂充さんなどなどいろんなダンス方面からの豪華キャストが勢揃い。サンフランシスコ在住の絵本作家・レミー・シャーリップのアイディアとイラストを元にダンサーが自由に創作して作品にする、というもので、当のレミー氏も来日して、7月の再演でした。内容はというと、とても面白かった!サンフランシスコ在住経験のある私にとってはどこか懐かしさを感じさせてくれる、なんというかいろんな分野のダンサーが一緒になって一つの作品を作るという発想がとてもよかったし、またさすが各々の畑の一流のダンサー達が集められただけあって、変な学芸会風な感じも最小限に押さえられていたと思う。それにしても、やはりコンテンポラリー、バレエ、舞踏、日本舞踊、ベリーダンスと並んだところに、なぜアフリカ系の踊りが入っていなかったのか、これは気になった。特にサンフランシスコ・ベイエリアでのアフリカ系ダンスの存在は非常に大きい。もちろんそれは、アフリカや南米からの移住者が多いことにも由来しているとは思う。とはいえあえて、サンフランシスコ在住のアーティストのアイディアで製作されたこの作品で、なぜアフリカ系ダンスのダンサーの起用が発想されなかったのか疑問だ。単に恵理ちゃんに親しく適切なダンサーが居なかった、ということだけかもしれないが…。コンテンポラリーダンサーが恵理ちゃんを含め4名というのもフに落ちない。確かに友人である恵理ちゃんに、サンフランシスコ在住経験まであるダンサーの私がなぜ誘われなかったかは今後問いつめてみようとは思っているが(笑)、やはりなんとなくアフリカ系の踊り(西アフリカ、アフロキューバン、アフロ・ブラジリアンなど)をやっている人で、そういう場に馴染めそうなキャラの人が居ない、或いはそれだけの一流ダンサーに見合う人が居ない、ということであろうか?それは悲しいことだ。私自身も含め、今後の活動について、要検討しつつ、よりダンス技術を高め、人々に認知される活動をしていかなければ、いつまでたっても、アフリカ・ブラジルの輪から抜けだせない内輪受けのダンサーに留まる結果になるのか。。。?!な〜んて、そう深刻に考えてるワケではないのだけどぉ、先日の公演を見て、やっぱり私もあの中に入って踊ってみたかったなー、と思った次第ですね。今までやってきたことも楽しくってこれからも継続していきたい、と同時に、今後、畑違いのダンサーからもお声がかかるようなダンサー目指して、日々のダンス活動にこれからも励んでいきたい、という心意気でゴザイマス、はい。

    感想...カンドンブレ公演とCITY OF GOD  natuski   [2003/07/30,09:37:08] No.38
    7月19ー20日に行われた「カンドンブレ公演」、私は19日の方に行った。約20分遅れでスタート、企画協力された「おながみどり」さんのお話の後、3名のドラマーと司祭と思われる女性が登場し、音楽がスタートした。それから間もなく、上手から次々とORIXAの衣装を身につけた「ダンサー」達が現れた。サルバドールの観光客相手にした高級?レストランでよく見られる、いわゆる"ORIXA SHOW"のセッティングだ。衣装もかなり高級な部類に入るきらびやかなもの。そりゃ初の日本公演、衣装への気合いの入り方も並み大抵ではない。さて、肝心の踊りは?というと、一言でいって期待以上に魅せられた。もちろん生演奏のもと、本場のダンサーの踊りを見るのはほぼ4年ぶりということもあったと思う。とはいえ、各々のORIXAのキャラクターをかなり忠実に表現していたと思う。という風に判断できたのは、この過去10数年、この踊りに携わってきたことがあってのことだと思うので、欲を言えば、各々のORIXAの解説をおながさんから簡単にでもしていただけたら、カンドンブレ初心者には親切だったように思う。とはいえ、辛口の批評をすればキリがないし、前半が少々間延びした感があったことは、誰もが感じたことだったとは思う、が、私は今回の公演を十分楽しませていただいた。初演としては大成功ではないかと思う。次回は誰かが、ぜひ欧米ツアーを毎年行っているBale Folklorico da Bahiaを呼んで、バイーアの歴史と文化とその高い芸術性をしっかりと伝えて欲しいものだ。

    CITY OF GOD....六本木ヒルズのヴァージンシネマで上映中のブラジル映画で、リオのファベーラ(スラム街)であった事実をもとに作られたノンフィクション。実際、スラムに住む人々をオーデションして、6ヶ月間の演技指導と4ヶ月間のリハーサルの末、9週間のロケで出来上がった作品です。とにかく、これが痛いほど、悲しいほどの「世界の現実」だ、ということを見せしめられます。「平和ボケ」の国・日本にいて、世界で起こっている様々な悲惨な出来事は常に「外の国の架空の出来事」のように思えている大多数の日本人に対して、この映画は「ざけんじゃね〜!」と喝を入れてくれる。このたった1つのファベーラという「シマ」のギャング達がしていることと、どこかの超大国が世界的にしていることとにどれだけの差があるのかは…疑問だ。ところでこの映画を多くの人にお薦めしたいのではあるが、現在、幼少期のお子さん(特に男の子)を持つ親にはそれなりの心の準備をしてご覧いただく必要があることを付け足しておきます(私も個人的な感情から、どうしても目を開けていられなかったシーンがありました)。

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